ライブハウス演奏で本領発揮なPCDJ
ご機嫌いかがでしょうか?YOSHIOPCです
さて今回はPCDJのお話です。
ライブハウスでDJ的なパフォーマンスをして演奏するには必要不可欠なPCDJですが、その種類や機材、表現方法は年々増えています。それこそipadやもはやiPhoneでのプレイも可能だったりする時代になってきていて、まさに日進月歩ってとこでしょうか。今回はアマチュアな俺の知りうる範囲でいろいろ思ったことや使用感を書いていきたいと思います。
人それぞれの使用感とか、耐久性、安定性に関しては、あくまでも俺の個人的な意見ばかりです。
数百回とライブをこなしてきてるわけではなく、毎月に3から4回程度のライブ&DJ使用での体感記事なので、実際にライブなどで使う際はあくまでもご自身の調整やお使いのスペックなんかによっても内容は違ってくる部分もあるかもしれません。予めご了承下さいね。
DJコントローラーは必要不可欠
クラブにはCDJの上位機種や本格的なミキサーもあるかと思いますけど、ライブハウスはそうはいきません。またラウンジや会場フロアのDJブースにあっても、それをステージ上に移動ってなるとちょっと手間が掛かってしまったりします。
その為に基本的にバンドやセッション内でDJプレイ的な事やろうと思うと、PCの持ち込みや、専用ハード機で対応する人が多いと思います。今や様々なPCDJソフトにまとめて対応するナイスなDJコントローラーや音で遊べる機材も山ほどあります。値段や活用方法と相談してお気に入りの機材をGETしちゃいましょう。
もちろんコントローラを使えばPCの画面をマウスやらトラックパッドでいじるよりも直感的に操作できますし、ミスも少なくなります。
コントローラーにはやたらボタンやツマミがあるので、初心者の方は『なんじゃこりゃ!?』ってなるかと思いますけど、実際にあれだけのボタンやツマミがあっても足りないってなる程、PCDJソフトでできることは多いです。ライブ演奏中にパソコンだけの画面をみてDJ演奏をしようと思ったらやっぱりコントローラーは必要かと思います。
またseratoDJは対応のコントローラーをUSBで接続することで、本来の機能のすべてを使うことができるという仕様なので、コントローラーがない状態だと、iTunesで再生しているのと、たいして変わらないって話になってしまいますので要注意です。
俺の主に使用するDJソフトは3つ、あとはサンプラー系など
せっかくなので、俺の激しいライブに耐えうるパソコンのスペックや使用機材、ソフトとかも書いておこうと思います。
ちゃんと本番で使ってみた機材だけを書いていくので、なにかの参考になれば幸いです。
俺の相方のMacのスペック
DJ以外でもフル活用してる愛機です↓
2.6 GHz Intel Core i5
16 GB 1600 MHz DDR3
Intel Iris 1536 MB
主に音楽系のソフトや音源は外付けのフラッシュメモリーにまとめて入れてあります。
OSはEl Capitanです。
以下が実際に何度もライブやDJやらで利用したソフトです
SeratoDJ(Mac)
鉄板中の鉄板と言うべき王道なPCDJソフトウェア。これを利用してる人がほとんどなので困ったときの相談とかし易いのもいいと思います。
またクレート機能とか便利なのたくさんあってDJ同士がPCを共有しても問題ないなど現場レベルで評価されるのも納得。僕自信も一番使用回数が多いです。RekordboxDJ(Mac)
DJプレイに限って言うとまだ歴史は浅いんだけど、天下のPioneerDJのソフトウェアということでものすごい勢いでシェア拡大中。
楽曲管理ソフトとして、CDJ、ミキサーへの連携などから現場を支えてきたノウハウと、SeratoやTrakterからいろいろ技術やアイディアをパクっただろうと思わざるをえない完成度で、すぐさま現場で活用できる。後述するけどエフェクターがめちゃんこ楽しいです。Djay(ipad)
iPhoneアプリとしてDJプレイ市場を開拓したフロンティア的存在。UIに関してはすごくお洒落で女子受けも良さそう。
とにかくアプリなんでめちゃくちゃ安い。DJプレイでやりたいことはとりあえずいろいろできます。現場やライブでも使えるし、BBQとか結婚式2次会なんかでも大活躍!
これもコントローラーあれば怖いものなし。VJができる姉妹アプリもあります。
以下サンプラーや音出しで遊ぶ用
MPCPRO(ipad)
問答無用で名器炸裂。すっごい楽しい。最初は難しいかなと思ったけど、1日中いじっちゃうから気をつけたほうがいいです。なにげにサンプル収集して自分の声とか街の雑踏とかの音でドラムパターン作れたりする。あと中の音源の音色がすごく素晴らしい。DJソフトではないので飛び遠具的に持っておきたい。iPhoneのもあって、電車の中とかずっと遊び続けられる。
Launchpad(iphone/ipad)
こちらもまた面白いアプリで、様々なパッドを触って音を重ねたり抜いたりして遊ぶアプリ
ライブとかのMCの時とかおしゃれな曲を流したい&休みたい時。あとは課金で音源曲増えていくので、音楽系アプリのなかでも飽きが来ないです。
一流DJさんが作成したパターンとか増えてて楽しい
iKaossilator(iphone/ipad)
業界に新たな風を吹き込んだカオスパッド系のシリーズ。音源に対して、指でグリグリやって音の変化を楽しむアプリ。
曲作りに疲れた時や、煮詰まった時に遊ぶ。これも電車の中でずっと遊べる。ライブでも遊びで使えます。
あとは大昔にTRAKTER(Windows)は使った事があります…。でもそれは7,8年前とかの世田谷音響でのライブの時。
その時の事や話は今の時代では参考にならないので割愛しまっす。
↓関連記事↓
そういえばYOSHIOPCは6〜7年前に「世田谷音響」って名前で活動してた事がある
使用してるDJコントローラーなど
ちなみに上記のソフトウェア機材でトラブった事は今までないです。何度かあったのは、ライブ中にヘッドフォンが吹っ飛んで壊れた事や、コントローラー側の不具合で音が止まっちゃったりって事はありました。あと、コントローラーにビールをこぼして演奏中の音に謎のノイズが入ったりしましたが、その時は音は止まらなかったです(汗)
結局、過去5年位かな?演者である俺が暴れすぎてトラブルを起こしたってケースばかりなので、ソフトの安定性って意味では素晴らしい結果かもしれません。
これから始めてみようって人に勧めたいソフト
ここまでYOSHIOPCが実際に本番にしようした機材の事なんかを書いてきました。
じゃあ、これから始めるぜって人にオススメしたいのは何か。seratoDJかRekordboxDJかDjayのどれかなんですけど、それはズバリRekordboxDJ(通称レコボ)です。
特にライブハウスでのパフォーマンスをって事になるとメリットが沢山あるように感じます。
レコボのメリット
まずはパソコンの中の曲に対しての日本語検索
これは結構重要で、自分のバンドの曲や演奏する曲名が全部英語表記とは限らないですよね。これ謎なんですけど、seratoDJは最新バージョンでも日本語検索に対応していないです。(泣)
*2016年8月末時点
例えばライブ進行中に急遽予定外の曲名を演奏しようとした時や、アンコールの時などアドリブで曲を流すぜ!って時とか流したい曲を日本語で検索できないの結構辛いです。もちろんライブの場合はセットが決まってると思うので、検索さえしなければ問題ないんですけど。SeratoDJが長かった俺はこの対策のために曲名は全部ローマ字で入力してあります。また、MC中とかにBGMをかけようって時とかもやっぱ日本語検索できると即座にアドリブが聞くので、この点はRekordboxがseratoDJに圧勝です。
エフェクターが充実しすぎな点
バンド系も多いライブハウスではやっぱりエフェクトで盛り上げたり変化をつけたりするのは重要だと思います。DJサウンドの中でも、Pioneerのエフェクトは特別扱いされやすいのですが、レコボはRMX1000の音色を格安であっさり使えちゃいます。今でもクラブでは人気のRMX1000。ハードで買おうとすれば、80000円〜90000円とかする高級エフェクターをPADFXという機能で再現してきちゃいました。これは実際に使えば分かるクセになる音で、心地よく派手。とりあえず上手く聴こえちゃうという魔法のような音色ばっかり揃ってるんですよね。あとはエコーブレイクとか特徴的な機能もあっさり使うことができます。
seratoDJやDjayもそれぞれエフェクト系は面白い機能があったり、拡張して増やしたりできるんですが、音色の部分でレコボの勝ちです。
入り口がPCDJでもその後、CDJにも専用ハードにも進み方がたくさん
そもそもDJ系機材ではスタンダードなPioneerDJが制作してるので、拡張というか、DVSにも行きやすい。
もともとDVSはseratoDJが本家なんだけど、CDJとRekordbox楽曲管理連携を踏まえてDVSもどんどん進化してるイメージ。
クラブにマスト設置されている自分の商品だからPioneerDJのCDJ2000nxsシリーズとの連携も自由自在。
この点からもDJの間ではすごい勢いで拡大中だったりします。
CDJにrekordboxで管理した楽曲もってUSBでさしてPLAY!→楽すぎ
またスマホ用アプリもしっかりしてて、同期や連携もすごく簡単で驚きます。
こちらは若き天才Banvox氏が最新ハードで遊んでます。さすがかっこいい。
PCを使ったDJプレイのコントロールをアナログターンテーブルで行うという極一般的なスタイル。DJソフトを使って、Mac内の音源をリアルミキサーとターンテーブルでコントロールできる。
こいつでアナログレコードのようにPCの楽曲をコントロールする↓
こちらはオーディオインターフェース。最近はコントローラーに付随してるのもあって選り取りみどり(笑)
サポートも日本語で親切
バグも結構あるんですけど、その修正も早いし、日本企業スピリッツというか妙に安定感を感じるサポート体制だったりします。
VJプレイもできるRekordbox Videoという機能もある。(別売り)
これも実は最初にSeratoDJがサービスインして普及させてたわけなんですけど、何故か最近El Capitanにおけるserato videoが動きません。
DJしながら、プロジェクターの映像もイジっちゃうというまさにかくし芸てきなことが簡単にできちゃうんですよね。
あの世界中を魅了するFATBOYSLIMが遊んでる映像あったので乗せておきます。
この人何をしててもかっこいいわ。ノーマン・クック大好き\(^o^)/
まとめ
・DJ機材を一式揃えるのに比べたらすごく安い
・移動やライブステージでの動き考えてもPCDJはオススメ
・ライブハウスでのDJはPCDJがお手軽で楽しい
・いろんな機材使ってるから、もっと質問あったら会場で俺に話しかけてね!